浴衣とカフェ。

花火大会。
去年までは季節毎のイベントを楽しめる状況に置かれていなかったので
今年春から勤務させてもらっているこのおだやかな会社での 初めての夏。

そんな今の職場から 会場である豊平川まで歩いてすぐ。なんて恵まれた環境なの!と
この日をひそかに待ちわびていた。

札幌にひとり暮らしをしてもう6年目になるのに 花火大会はなかなか近くて遠い存在だった。
びっくりする程気軽に会場まで赴くことが出来るこのいまの状況を堪らなく贅沢に感じる。

話を逸れるが 贅沢に関して最近自分は“物欲・食欲で満たす”よりも “脳が満足する”
ことを欲しているな と思う。
それは前者よりもある意味 欲 が深いかも知れない。しかしイマジネーションや自己満足で
幸せになれる自分もここに確かにいるのだから まあそれはそれでよしとせねば。

数日前から親友とご飯ついでに決めていた今年初めての浴衣デビューの日でもあるので
いつになく準備に余念がない。
1度帰るのは面倒なので 浴衣持参で着替え出来るように とある社内の1室を着替え用に
借りたい旨を上司に前日相談し 許可も取っておいた。

そして当日を迎え 心配されていた雨も何とか持ち堪えてくれた。

晴れてわたし(と親友)の今年初の浴衣記念日。

でも…何日も楽しみにし過ぎていつの間にか 花火を観ること<浴衣を着てカラコロ歩く
愉しみになっていたことは友人には内緒にしておこう。



帰りに2人で寄ったカフェ。

ふと撮ったカプチーノとテーブルとわたしの浴衣。