さようなら、大好きな小学校。


10数年前卒業した私の通っていた小学校が近所のもう1つの学校と統合することになり、来春閉校することに。
まさか少子化の影響で自分の母校が閉校してしまうなんて思ってもいなくて…とっても寂しい。


数か月前通勤の朝必ず横を通る校舎に掲げられた『36年間ありがとう。閉校記念式典』の看板には
11月26日土曜日の文字。気になって仕方がなくてバスの中で日付を手帳にメモした。


天気の良い朝。自分が通った通学路の道順を少しだけなぞり懐かしの校舎へ。


跳び箱やマットがある演劇発表の待機室の匂いが一気に蘇ってきた体育館。


式が始まると校歌斉唱。
在校生卒業生保護者席もみな大きな声で歌う。もちろん私も。
でもなんだかやっぱりすごく悲しくなってすぐに声が震えてとぎれとぎれになった。
変わらない小学生の元気な声に救われる思いで 頑張って最後まで歌った。


在校生は1年生から6年生まで170人強だそう。今年最後の新入生は17人だったとのこと。


そんな子供たちがこの日のために36年間の資料や学校誌を参考にスライドを発表してくれた。
自分が友達と給食を食べている写真が偶然映し出されたりして、心臓がキュッとなって。


  


  


式典が終わったら、校舎内の見学へ。


校長先生に挨拶を褒められたタバコ臭い2Fの職員室の入口はすでに改装されていたり。
帰りのホームルームでかならず教室で先生と歌った流行りの歌、怖い図工の先生の口癖、、、
中庭で育てていた植物の種のかたちまで思い出してしまいました。


小学生の時の自分の生きていた小さな世界の記憶のすべてだった学校。





ありがとう。