自分のしるし

3月を迎えるにあたっていつも想う


春って 気持ちだけが急いていて中身が追いついていない感じと葛藤していた


部署替え 出会いと別れ 決断 転職 ・・・ 自分と周りがぐるぐる変化して落ち着かないあの感じ


今思うと物心ついた時から馴染めなかったかも知れない あの感じ


でも今年は違う、明確に違う 突き進める環境がここにあるから 


感謝しようと思う

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今後の私の指針的めいた話を突如話し出したボスの言葉に耳を傾けて そしてボスのデスクの正面へ座り直す


話の最後に『そこが心配なところだ』って確かに言われて そうか、心配されているのか、努力しなきゃと思う自分と


本当の意味での『努力』がどれだけ泥臭いものか まだ踏み入れていない領域に冒険しにいくような


いやいやもっとしっかりと覚悟したような責任感と 逃げ出さないぞ という気持ちと面と向かえた。



私のボスは期待をあおらないというか良い意味で簡潔明瞭な態度 一貫しているし至って自然体


ただ 口では適当なことを言っているようで 本当にクライアントにとって何が一番良い明瞭な案なのか


せめぎ合いの淵に立って判断し続けてゆく職業なんだ 設計デザイナーって。。。という大事な核心を


教えてもらっている。


『クライアントの為にも取り返しのつかない出来事が起きないかとか
そういったチェックポイントが無数にある。
集約されたものが図面。
(私が)トレースした図面を見てそこからなにを見いだそうとしているのか
理解しようとしている姿勢が見えてこない、そんな意志をそんなに感じない
見ていてそこが心配なところだ』


すごく心に響いた大切な教え。忘れてはいけない。


いろいろなことの比重の置き方がやっと分かり始めた冬から
この教えをどう捉えるかで着実にステップアップ出来るか
そうじゃないかの分かれ道であろうこの春を迎える。


着実に誠実にこなすと力になるよ ということが見えなくなってきたら


この記事メモを見ようと思う。


この事務所にきてボスに出会えて良かった。